2009 ツールド熊野 第3ステージ レースレポート
最終日はこれまでと変わって、朝から爽やかな風が吹く快晴の1日だった。1周9,6キロの太地半島周回コースを11周する105,6キロで行われた。
今日はパレード区間は無いので、スタート後いきなりのアタックの連発があった。さらに2キロ地点からの登りは、1度目の山岳ポイントが設定されたいたため、そのままのハイペースで各選手登りに突入した。
山岳ポイントリーダーであるドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)は、昨日終了の時点で、既に最終的な山岳賞を確実にしていたので動かず、ロジャース・リー(エスペランス・スタージュ)がトップを取る。
その後、アイサン工業レーシングの2名が飛び出した。西谷泰治と松村光浩だ。松村は西谷の牽引により1人飛び出して1周目を終える。差は30秒程まで開いたが、カザフスタンのコントロールで10秒まで近づいた。吸収されるかと思われたが集団からアタックがかかり、3名が次々と追いついてきた。
まずは向川尚樹(マトリクス・パワータグ・コラッテック)が追いつき、そして廣瀬敏(ニッポ・コルナゴ)と二戸康寛(なるしまフレンド)だ。四人は協調してローテーションを組む、しかしタイム差は20秒奪うのがやっとで3周目で捕らえられる。
四周目の坂を上り切った後で西谷がアタック、すぐに真鍋和幸(ニッポ・コルナゴ)が反応、伊勢直人(マッサ・フォーカス・アウトドアプロダクツ)とイランのジャハンバニアン(ペトロケミカル・タブリツ)が追いついて四人の逃げが出来る。
スムーズなローテーションを続け40秒程開くが、カザフスタンのコントロールで差が詰まる。6周目に小坂光(宇都宮ブリッツェン)が合流するが、2度目のホットスポットを真鍋が先頭通過した後捕まってしまう。
7周目に入ってやはり丘の上でアタックがかかる、すでに序盤に動いている廣瀬敏に、阿部嵩之(シマノレーシング)と、清水良行(宇都宮ブリッツェン)の3人だ。遅れてアンドレイ・ミズロフ(ペトロケミカル・タブリツ)が追走。8周目の入り口までに3人を追いつめて、間もなく合流して4人の逃げ集団が出来る。
ミズロフが上りと下りでペースを作る、他の3人もしっかり食らいついている。9周目に4人とプロトンとは50秒差まで開く。カザフスタンのアシストは、力のある4人に対抗した為に、一人又一人と落ちて行く。
とうとう10周目の登りで、ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)が動いた。イエロージャージを着るヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)を連れて、一気に4人との差を詰めてしまう。シマノレーシングの2人、鈴木真理と野寺秀徳もカザフスタンの攻撃に対応している。
先頭の4人が後続集団に飲み込まれるかと思ったその時、阿部が独走を始める。後ろでは野中竜馬(鹿屋体育大学)、佐野淳哉(ニッポ・コルナゴ)、飯野嘉則(シマノレーシング)などがプロトンを飛び出す。阿部はいくつもの攻撃も振り切り、独走で11周目ラスト周回に突入する。
スプリントで40名程の集団の頭を取ったのは、区間三連勝のイグリンスキー。2位にメディ・ソウラビ(ペトロケミカル・タブリツ)、3位に品川が入った。
個人総合時間優勝はイグリンスキーで、2位の鈴木真理に23秒差を付けた。ポイント賞もイグリンスキーがトップで鈴木真理が2位。山岳賞はホホノフがトップで、イグリンスキーが2位。チーム時間総合はカザフスタンがトップで、シマノレーシングが2位となった。
レポート:MUR
写真:高木秀彰
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